どんな人にも生きる意味があると説かれた親鸞の教えとは

マンガで学ぶ仏教(13)怒りが八つ当たりとなり、憎悪となる

 
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菊谷隆太
こんにちは、菊谷隆太です。 東京、大阪、名古屋を中心に仏教講座を主催する仏教講師です。 専門は浄土真宗で、「教行信証」「歎異抄」を学び、皆さんにもお伝えしています。 このサイトは「どんな人にでも生きる意味がある」と宣言された親鸞という方の教えを知っていただきたいと思い、開設いたしました。

 

怒りは弱い者には八つ当たりとなり、強い相手には憎悪となる。
腹が立った相手が自分より弱い者だった場合、
たとえば【夫】→【妻】(どなったり、罵倒したり、こぶしをあげたりする)

 

 

【親】→【子】(虐待、言葉の暴力)
子供は常識を知らないし、すぐ失敗をし、自己主張も下手だから、親は常に叱り役、子供は常に叱られ役だ。
しかも親のいうことが正しいかどうか、比較検討する視野は子供にはない。

 

 

【上司】→【部下】(嘲笑、嫌がらせ、パワハラ)
業績が悪い部下に腹を立て、失敗も部下のせいにする。

 

 

一方、自分より強い相手に腹が立った場合は『憎悪』となる。
【部下】→【上司】
上司に責任なすりつけられて腹が立っても、それが顔に出すわけにはいかない。
心の中は憎悪で煮えくり返っている。

 

 

【妻】→【夫】
妻は夫の浮気や理不尽な仕打ちに耐えている。
怒りを表に出したら、子供がかわいそうだからとじっと耐えている。

 

 

噴火寸前の火山に理性のふたをして必死に抑えても、憎悪のマグマは黒くどろどろと固まってずっと心にこびりついていく。

 

 

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菊谷隆太
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