マンガで学ぶ仏教(8)【自業苦】
2019/03/06

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仏教では、自分の『業(行い)』が生み出す苦しみを『自業苦(じごく)』といいます。
中でも私たちは『意業(心の行い)』に振り回されて、苦しむことがよくあります。
このようにささいな相手の表情や言動が気になり、いったん疑念や不安は思い始めると、いつしかそう思い込むようになり、やがて思い咽ぶようになります。
人が少しも思ってもいないことを「思っているに違いない」と思い込んで、勝手に落ち込んだり、苦しんだり、恨んだりするケースは少なくありません。
実際は、自分のことで精一杯ですから、他人のことまで、あれこれ考えている余裕はありません。
嫌いになったとしても瞬間的です。その人も忙しくて、そんなことばかり考えておれません。
客観的に見れば、苦しまなくてもいいのですが、ああでもない、こうでもないと悶々と苦しむのは、まさに自分の心が生み出している『自業苦』です。
『自業苦』から抜け出すのは、『自業苦』の実態をまずよく知らねばなりません。
自業苦のくわしい説明はこちらです。
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